循環器内科

医師紹介

理事長
山岡 麻由 (M.YAMAOKA)

専門:内科、循環器科

院 長
矢持 亘 (W.YAMOCHI)

専門:内科、循環器科

特長・特色

循環器科では、循環器系検査としてECG・心エコー・頚動脈エコー・胸部CT・下肢動脈ドップラーなど、待ち時間なく外来にて直ちに施行可能で、しかも患者様にとって負担の少ない検査で各疾患(高血圧・弁膜症・不整脈・狭心症・心筋梗塞・末梢血管疾患など)の予防・診断・経過観察に努めております。

当院は24時間救急体制をとっており、虚血性心疾患(特に心筋梗塞)、大動脈瘤などの緊急を要する疾患に関しては、迅速に診断し、患者様・ご家族さまの希望に応じて直ちに高度医療機関への転送を行っております。

ペースメーカー

循環器科では、ペースメーカー植え込みも行っております。検査・手術から退院まで2~3週間で行い、以後ペースメーカー外来(毎週火曜日、午後2時より予約制)にて、チェックをさせていただいております。他院にて植え込まれた患者様に対してもチェックさせていただき、即日報告させていただきますので、お気軽にご相談ください。

ペースメーカーとは?

ペースメーカーは、本体(電池・電気回路)、リード、電極からなる小さな人工臓器で、本体からリードがのび右心房または右心室に固定され、リード先端の電極から電気【刺激が心筋へ】流れるしくみになっています。

働きが低下した洞結節や房室結節の代わりに電気刺激を心筋へ伝えることで、体に必要な脈拍を作り出しています。

正常な心臓の発電と中継のしくみ

心臓はふつう1日に約10万回前後、収縮と拡張を交互に繰り返し拍動していますが、このリズムは、右の図にある洞結節(どうけっせつ)から発生する電気刺激により作られます。

洞結節が心臓の発電所(ペースメーカー)となり、電線に相当する伝導路を通り心房全体に興奮が伝わり、心房を収縮させ、心房に溜まった血液を心室に送血します。次に房室結節(ぼうしつけっせつ)という心房と心室の電気の中継をするいわば中継所を経由して、心室に電気が至ります。

心室ではヒス束という1本の電線を経由し、右脚と左脚の太い電線に別れた後、引き込み線にあたるプルキンエ線維を通り、配電の最終目的である各家庭に相当する心室の心筋細胞全てが興奮し、左右の心室の収縮により全身と肺に送血します。

以上により心臓は体に必要な脈拍数を作り、補助ポンプの役割の心房と全身と肺に血液を送るポンプの心室が1心拍毎に協調して無駄なく働き全身に血液を送り出しています。